先日、風の神さまを祀っているという
神社に行ってきました。
奈良にある龍田大社です。
「風の神様」として古くから多くの方に親しまれており、天地宇宙の万物生成の中心となる「気」でお守護（まも）りくださる、幅広いお力のある神様です。歴史はとても古く、今から約2100年前、第10代崇神天皇の時代、国内が凶作や疫病の流行に騒然としていたさなか、天皇の御夢に現れた大神様のお告げ通りにお社を造営されると、作物は豊作に、疫病は退散したと伝えられており、それが当社の創建とされています。また陰陽五行では「風の神様」は木気にあたることを示しており、「木」偏に「風」と書く【楓】で四方八方（東西南北とその間の四方）を風の神様の清々しい「気」が行きわたる様にと【八重の楓】をご神紋として用いております。
天と地の間、それは大気・生気・風力。
それらを司る神様を祀られているそうです。
陰陽五行の思想も取り入れられていて、
「鑑定祈祷」というものが行われています。
これは生年月日時から運気の鑑定や五行を調べ、
五行のバランスを整えるために、
その人だけの護符を作ってご祈祷してくれます。
おもしろそー✨
そうピンと来た私は、
さっそくこちらにお電話して日程を予約して
鑑定祈祷に行ってきました。
神社は山奥にあるわけではなく
比較的街なかにあります。
初めて龍田大社を見た印象は、
不思議な「別空間」でした。
決して広くないのに広々感じる。
これまで見たどこの神社とも違う。
その名前のとおり、まるで龍神がいるような
風と水にあふれた空間なのです。
この日は朝から雨だったことと
拝殿の前に並んでいる風鈴が、
この不思議な雰囲気をまたいっそう強くしていました。
こちらが拝殿です。
鑑定してくださったのは宮司さんでした。
最初は社務所で鑑定結果を聞きつつ、
聞きたいことがあればこちらから質問したり、
だいぶリラックスした雰囲気です。
一時間近くかけて色んなことを教えてもらいました。
鑑定は生まれたときの
五行のバランスを見るもの。
自分の生まれつきの五行、
気のバランスを知ってそれを整えること。
そのために足りない部分は補うことで
このバランスを取ります。
私は五行の木、火、土、金、水の内、
金と水がとても少ないとのこと。
金運は無いとはっきり言われて
笑ってしまいました。
無いんだけど他の人の財、
持っているものを扱う人だそうです。
稼ぐというより他人を活かして、
それによって生かされる感じなのかな。
これについては、
８ハウスのもらい運にも
通じる気がしました。
占いをやってることを伝えたら、
占いをやる上での心持ちについて
アドバイスもいただけました。
神道の考え方として、
人を満たす前にまず自分を満たすことが
大事だという考えがあるそうです。
占いは世のため人のためだけど、
自分も良い状態でなければダメ。
まず自分が良い状態を作る。
必ず自分が心に余裕を持っておくこと。
これは本当にそう思います。
よっぽどの聖人でなければ
自分を犠牲にしてまで人に尽くすことはできない。
それはどこか嘘があると思うし、
本当の意味で人の力になれないと思う。
だから占いに限らず、人の力になること、
サービス業をやっている方も、
人の力になりたいのであれば
まず自分が満たされていること。
それを忘れないように。
ご神縁とご仏縁があって
ご神縁の方が強いこと。
20歳で大きな病気をしたけれど、
それは運気の流れの中でその時だけのもので
終わっているから大丈夫なんだそうです。
火星期頃からは頑なになるタイミングで、
確かにこの時期にそれまでの我慢をやめて、
自分でなにかするぞ🔥て思って頑張ってました。
こうやって自分について教えてもらえて
改めて自分を知ることができて
とても安心しました。
占いは人を幸せにするものだから、
多くの人を幸せにしてください。
何度かそう言われて、
応援してもらえて嬉しいのと同時に、
あれ？と思いました。
もしかしたらこれは宮司さんじゃなく、
神さまが宮司さんに言わせてるのかも。。。
あとでタロットに聞いたら、
私にはそれができる！
と神さまが鼓舞している。
とワンドの６で言われました。
鼓舞。。。
なんとなくこちらの神さまは
力強い感じがします。
その後、鑑定結果を元に
私に足りない気を補うお守りを作り、
それをご祈祷してもらいます。
通常は個人のご祈祷は
ご祈祷専門のスペースで行いますが、
なぜかこの時は拝殿で行うことに。
この拝殿がとても気持ちいいのです。
すごく。
ご祈祷の間に益々雨が強くなり、
風もそよそよ流れてきます。
まるで龍神がたくさん来て
拝殿の周りや天上で回っている、
そんなイメージが浮かんできました。
あぁ、これは龍神様でも来てるなぁ…
そう感じながら目をつぶっていました。
拝殿は神主さんに許可をとって
写真に撮らせてもらいました。
祝詞をじっと聞いていたら、なんと
「私が多くの人を幸せにする仕事をしているため… 」
というような内容が聞こえてきました。
祝詞はお願いする内容や参拝者に合わせて
オリジナルなものを作ることもあるそうです。
私に合わせてそういう内容に
わざわざしてくれたんだろうな。
なんとも嬉しい気持ちになりました。
こんなに雨が降るのは、
神様が雨で浄化をしてくれてるのと、
人が来ないよう結界を張ってくれている。
宮司さんもそんなことを話していましたが、
ご祈祷のあとに神主さんも話していました。
確かに拝殿でのご祈祷だったけど
その間に誰も参拝に来ませんでした。
本当にそうなんだろうな、
という空気感がそこにはあります。
そういえば神主さんにも
「占いで人を幸せにしてください」
と言われてしまいました。
というのも、人を不安にさせるだけの
困った占いもあるそうなのです。
コロナで不安になっている人が多い今、
そういった相談が神社さんに来ることが少なくないらしい。
心の弱さ故に、依頼者さん自身が
そういった自分に良くないものを
選んでしまうのもあると思います。
でも占う側としては、
嘘は絶対に伝えてはいけないし、
そこになるべく私見を交えないこと。
そして相談者さんには自分で幸せになる力が
あるのだと信じること。
それが占う側にあれば、
相談者さんを依存させたり
必要以上に不安にさせることは無いはず。
私自身はただ話を聞いて、
タロットに問いをなげかけて、
それで受け取るメッセージを伝える。
メッセンジャーに徹しているから、
それ以上でもそれ以下でもない。
ああ、これはもう、
私にはそういうお役目があると
神さまから猛プッシュされているんだな。
と、改めて責任を感じました。
木星が次の魚座に移ったら、
心に向き合う時がきます。
その時に占いが心をほぐす助けに
なるのかも知れません。
最後にお守りを受け取りました。
これはお守りの効力が切れる半年後に
またご祈祷して新しくするものだそうです。
金の気を補うための真っ白なお守りに、
龍田大社のシンボル、楓があしらわれています。
鑑定もご祈祷も、
なんだかすごい体験になりました。
思いつきで来てみたけれど
すごく来て良かったです。
帰宅してから色々タロットに聞いてみました。
一番気になったのは龍神様のこと。
私が感じたように、
本当に拝殿に来てくれていたのですか？
私は御祈祷中に、
ちゃんと龍神様を感じられてた。
カップの２♡
なんかちゃんとつながってる感じ✨
ご縁もくださいました。
ありがたいことです。
龍神様が来ていたから、
御祈祷中は大雨だった。
守ってくれていた。
ペンタクルのクィーン。
お世話してくれている、
守ってくれている。
ペンタクルだからちゃんと目に見える形で
守ってくれていたんだろうな。
しかし出ている他のカードを見ていると、
一柱の龍神ではなかったみたい。
龍神様について聞くと、
ワンドの５が何度も出ていて
ギューギューたくさんの龍神が来ていたのかな 笑
押すな押すなよー🔥
天井を龍神がぐるぐる回っているイメージは
あながちハズレて無かったのかも。。。
個人での御祈祷なのに拝殿で行えたのは、
龍田大社の神様の計らいですか？
これも気になったので聞いてみました。
そう、神さまが完璧にとり図らってくれた。
ひえーーー
確かになんか「あれ？」て思うことが
多かったのです。
鑑定もご祈祷も私のことを占うものだから
私ひとりで参加するのかと思ってたら、
「お連れの方もどうぞ」と言われて
鑑定もご祈祷もパートナーさんが同席できました。
また神主さんもご祈祷が終わってからも
色々お話してくれました。
ご祈祷って終わったら
さーっと神主さんはいなくなってしまう。
これまでそういうご祈祷しか
見てこなかったので不思議でした。
雨もご祈祷のときだけ本降りだったし、
色々といつもとは違う時間だったのです。
それも神さまの図らいと分かって
あ、そっか、と納得でした。
そうそうカップのキングが出て、
感情の面が安定しているから、
龍をちゃんと感じ取れていた。
と言われました。
神さまを感じるためには
自分の心の安定が必要ということ。
神社は何をするところですか？と聞かれたら、
感じて下さい、感じるところです。
そう神主さんがおっしゃってました。
自然を感じ、
その場の空気や気を感じ、
神さまを感じ、
それらと自分がつながっていることを
感じて確認する空間。
神社はそういう場所なんだと思います。
風の時代にぴったりな
風の神さまを祀る神社。
コロナが落ち着いたらぜひみなさんも
一度訪れてみてください。
