先日は鑑定でした。
直感的にピンときて
鑑定に来てくださった相談者さん。
鑑定の最初には、まずじっくりと
相談者さんからお話を伺います。
そこから何をタロットに聞くか、
決めていくためです。
いつもは30分ぐらい話を聞きますが、
この時は１時間近く聞いてました。
しかし、聞いても聞いても、
何を知りたいのか、要領を得ず。(￣▽￣)
今のお仕事に不満はあれど、
辞めて特にすごくやりたい事も無く。。。
趣味の延長で仕事以外に
やっていることはあるのですが、
それに対しての情熱もそれほど無く。。。
全体的にぼんやり。
何を求めているのか分からず。
うーーーーん。
これはシンプルに、
相談者さんが何を求めているのか？
（OR 何があれば満たされるか？）
それを聞くか。。。
ただその場合、
出てくる答えの可能性が広くて、
リーディングが難しくなることも。
だから答えがハッキリ欲しいときは、
具体的にタロットに質問する方がいい。
でも今回の場合は一番大事なところ、
相談者さんが求めていることが分からない。
なのでその疑問をそのままタロットに
丸投げしてみました。
答えは、ペンタクルのキング。
意味を確認していくと、
堅実で成熟している男性を指している。
もしかして相談者さんの
お父さんがそういう人なんだろうか？
タロットに確認すると、
「そうだ」と出ていました。
実際に相談者さんのお父様は
仕事をバリバリされてて
信頼される立派な方だったらしい。
だけどお父さんの影響が強すぎて、
自分がマイペースに生きられていない、
とカードに出ていました。
そしてそれについて、
わざと意図的に考えないようにしている。
お父さんのようになりたい。
少しずつ見えてきた
心の中の本音。
言葉を仕事にしていた父親と同じように、
言葉を扱う仕事がしたい。
それがとてもやりたいこと。
それが本当はやりたいこと。
お父さんのように、
自分の世界観を作り上げてみたい。
法王のカード。
これは子どもから見た親を表すカードとして
良く出ることがある。
子どもから見たら親が法であり、
その世界のルール。
絶対的な存在で、
親のルールは守らなければならない。
小さい頃はそう感じている。
その法を破っても
自分の生き方を模索していく。
それが本当の意味で自立。
でもそれができていない人が多い。
その結果、自分のやりたいことを
親のルールに合わないと思って
否定してしまうことがある。
お父さんを、超えられない。
お父さんの「聖域」を汚すようなこともしたくない。
だから適当にやれない。
同じような仕事をしてはいけない。
親があまりに立派すぎて、
その世界に踏み込んではいけない。
だから一番やりたいことを、
やってはいけないと思っている。
でも、本当は書きたい。
書くことで満たされる自分がいる。
文章を書くこと、
言葉を扱うこと。
それが一番やりたいこと。
自分が満たされること。
才能もある。
周りの人から文章を褒められたり、
自分の文章によって相手の態度が
変わることがあるという。
お父様からもあまり先を考えすぎず、
好きな仕事をするのがいい、
と言われているらしい。
話を聞いていて、
うん、何も問題ないな。
と思いました。
実際書けるし、才能あるし、
親にも誰にも反対されてない。
ただ相談者さんの心の中だけで
それを問題だと思っていた。
それだけ。
事件は心の中で起きていたってこと。
自分のやりたいことが
分からない時。
本当は分かっている場合がある。
ただ一番やりたいことを、
無かったことにしている場合がある。
眼の前に答えはあるのに、
「それは違う」
と無かったことにしている。
それでやりたいことが見つからない。
そういう場合があるんですね。
自分の中にずっとあった本音に気付いたら、
相談者さんは憑き物が取れたみたいに
すっきりしてました。
鑑定後に顔つきが変わってるー(￣▽￣)
「ゆうさんだったら、見つけてくれると思ってました。」
相談者さんは
そう言ってたけど。
今回はほんと謎掛けみたいで、
答えにたどり着けるか分からなかった。
タロットが教えてくれたことを伝えただけ。
でも答えにたどり着けて良かったです。
自分の心、見失わないように
たまには心の声を聞いてあげてくださいね。
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