蠍座は生と死を、
そして木星は社会や拡大を司ります。
蠍座に木星があるせいか、
この1年は本当に色んな著名人が亡くなって
嫌でも「死」を身近に感じています。
最近「アンナチュラル」というドラマを観てますが、
これもまた生と死なのです。
法医解剖医が主人公で亡くなった人に向かい合い
謎を解いていきます。
脚本家は逃げ恥と同じ野木さんなんですが
逃げ恥とはまた違った深みがあって面白い。
毎回映画を観るような、そんなスピード感があります。
このドラマを主題歌も蠍座的で
ドラマの中で流れるたびに深いところにグサグサ来ます。
夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように
古びた思い出の埃を払う
戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた
言えずに隠してた昏い過去も
あなたがいなきゃ永遠に昏いまま
きっともうこれ以上 傷つくことなど
ありはしないとわかっている
あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光
最近占星術がわかってきたせいか
自分のホロスコープを観ていて気づいたことがありました。
トランジットの冥王星が
私のホロスコープのアセンダントに
乗っていた時期があったのです。
冥王星は250年ぐらいでホロスコープを一周し、
人の一生より長くかかります。
だから一生のうちに自分のアセンダントに
冥王星が乗らない人も多いです。
私はその時まさに病気で死にかかってました。
その病気がきっかけで家も仕事も恋人も失くし
体の自由さえ無くなりました。
でもその後、見事に復活し病気前より
安定した生活をするようになります。
まさに死と再生の冥王星です。
冥王星はこうやって一見無慈悲に見える
出来事を引き起こします。
でも何も失くなったからこそ
新しく人生を作っていけるのです。
それまであったシガラミや過去から解放し、
本来の自分の生き方に引き戻してくれるのです。
でも病気の時は本当に紙一重の命でした。
たまたま助かったようなものです。
だからアンナチュラルの中で登場人物が
「私たちはたまたま生きている」
と言ったセリフには本当にそうだと思います。
たまたま亡くなる人がいて、
たまたま生きている人がいる。
だからどうこの生命を生きるのか。
それは本当に自由。
奇しくも今日は3.11ですね。
たまたま生き残った私たちは
この7年をどう生きてきたのでしょうか。
そしてどう生きていくのでしょうか。
