Dancing in the Rain!

人生を楽しむブログ

終わりがあるから。

 

初夢、ぜんぜん思い出せない2日の朝です。
いい夢見たかったけど残念。

寝起きで色んな人のブログを読んでたら
こんな記事を見つけました。

 

ameblo.jp

 

星野源さんはクモ膜下出血になり、
その時の辛さから生きるのが好きになったそうです。

 

生きるって事は本当は辛い事。

そんな時に読んだ本に
「寿命で死ぬのはご褒美なんじゃないか」と。

一生懸命生きて
お疲れ!!!っていう(ご褒美)。 

だからこそ、より生きる事が好きになった。
なぜならゴールをちょっと見ちゃったから。

 

クモ膜下出血は、生存率がたった30%。

生き残っても普通は障害が残って
彼のように見た目も元通りにはなりません。

 

実は私も19歳の時にクモ膜下出血になり、
死にかけました。

元気になっても目が見えない、耳が聞こえない、
一生車椅子の生活になるとお医者さんに言われ
両親はそれを覚悟してたようです。

でもなぜか大丈夫でした。

そもそもなった原因も分からず、
大丈夫だった理由も分からず。

もちろん最初は麻痺が身体に残ったけど
今ではパソコン使った仕事をして
ヨガインストラクターの資格を取ったりしました。

 

でも星野さんの言う辛さは何となく分かる気がします。
入院中は、とにかく自分でどうにもできない状態。

体は言うことを聞かない、
寝たくても寝れない、頭はぼーっとしてて
今までと違う自分になってしまった感覚。

一度そこで恐怖と絶望を味わったし
元気になってからもまたなるんじゃないか、
という不安はずっとあるわけです。

 

彼の言うように、
「人生は本当に終わる」
そう実感したこと。

それがその後の人生で
何かを決断しなければいけない時、
背中を押してくれることは多いです。

どちらにしろ、死ぬのであれば、
好きにやってみようじゃないか。

あの時もしかしたら死んでいたかもしれない。
だから怖いことなんて本当は何も無い。

 

人生に終りがあるということは、
かけがえのないこと。

終りがあるから今を頑張れる、
こうやって生きられるんだと思います。

 

私の明るさや、吹っ切れたところは、
ものすごい不安や負のエネルギーの裏返しでもある。

何も知らず、純粋無垢だからこそ真っ白なのではなく、
とことん暗さを味わったからこそ、
白く強く、光り輝くものがある。

とことん孤独に向き合ったからこそ、
心から笑えることがあるんだと思う。

光と影。

 

私はそういう意味で、
どこかでいつも「終わり」を考えている気がします。

終りがあることで
今あるものを大事にできるのかも知れません。

 

生きているだけで大したものです。
死にかかったからこそ分かること。

だからそんなに何かを成し遂げようと思いません。
日々楽しく生きられたら、それこそが幸せだと思うから。

 

 

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母のお雑煮おいしかった。