数年前にインドに住んだ時、
１ヶ月のヨガコースに参加しました。
場所はなんと、ヒマラヤ山脈。
そのヨガコースのトップは、
みんなからマタジと呼ばれる彼女。
（サンスクリット語で”mata”がお母さん、愛称として親愛を込めて”mataji”と呼ぶ）
全然ニコニコしてないし、
好き嫌いがハッキリあるし。
聖者みたいじゃないところが逆にいいなーと思う。
完璧より、正直な人が好き。
アシュラムはガンジス川のすぐ横。
たぶんこの時が、
彼女が今まで行ったトレーニングコースの中で
一番大変だったんじゃないか。
この時のコースに参加してたのは、若い人が多かった。
そのせいかみんな結構ワガママで、
取りまとめるのも大変だったと思う。
しかもその年の大雨のせいで
ヒマラヤにあるアシュラム（道場？）へは立ち入り禁止。
（アシュラムまでは麓の街から車で６時間以上。。。）
なのに一週間だけアシュラムで練習できるよう、
取り計らってくれた。
実は影で色々みんなのために動いてて、
みんなひとりひとりのことは良く見ている。
そんな人だと思う。
アシュラム内の寝泊まりする寮のお部屋。かわいい。
コースの最後に瞑想で使うマントラ（真言）を
もらう機会がありました。
マントラは仏教で真言といいます。
その音の響きが重要で、
神さまにつながる効果があると言われているもの。
一番効力の強いマントラは
直接神さまから授けられるもの。
もしくは正式な「師」から
直接授けられるものなんだそうです。
仏教のことはぜんぜん知らないのですが、
思い返すと、このコースで 私はもらっていました。
それはコースの終わりに行う儀式、
Diksha というものでした。
これは何らかのトレーニングを経てから
行う卒業のようなもの。
そこでは彼女と生徒が
一対一で向かい合って行います。
その中で彼女から耳打ちという形で
口頭でマントラが伝えらるのです。
そしてそのマントラが何だったか、
他の人には明かしてはいけません。
不思議な不思議な体験でした。
私がもらったそのマントラは、
「一人で瞑想する人」に捧げるものでした。
ビックリ。
この人、私のこと良く見てる。
だってみんなと同じ部屋で
瞑想していても、
私の意識はいつも
一人で瞑想している感覚だったから。
アシュラムは全体的に緑もあって落ち着く空間
いろんな国からいろんな人が集まって
ヨガの練習してました。
同じトレーニングコースでも
他のタイミング、
他の場所だと男の人がトップの場合が多い。
私はこの人がトップで良かったと思う。
ガンジス川を横に見るヨガの練習場
写真を撮っていいかお願いしたら、
何も言わずに彼女が腰に手を回してくれた。
そんな彼女が私につけてくれた
スピリチュアルネームは「Nirmala」、
サンスクリット語で「純粋さ」という意味。
彼女に付けてもらった名前が、
こんな素敵な名前で嬉しかったです。
コース中に出会って、
日本に連れて帰ってきたガネーシャ。
たくさん売られてたけど、
この顔立ちが良くて選びました。
ヨガコースに参加してるときは、
こうやって宿題のレポート紙が飛んでいかないよう
文鎮みたいな役割をしてくれてました 笑
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