前回の続きです。
橘寺にも行ってきました。
ここは聖徳太子が誕生した所と
伝えられている天台宗のお寺で、
こちらのご本尊も聖徳太子です。
こちらが本堂です。
本堂の一番奥には、
一人だけが座れる小さなスペースがあって、
そこに座って奥を覗くとご本尊の聖徳太子坐像が見えます。
ここの空間が好きです。
とても神秘的で静かな雰囲気なのです。
座ると、目の前には線香立てがあります。
そこに線香を立てると
奥から風が吹いてくるのか、
いつもその煙が自分に向かってまっすぐ流れてきます。
ふわっと音もなく流れてくる煙を見ていると、
まるでどこか違う世界にいるような、
そんな感覚になるのです。
私は神社に行くことが多いので、
神様のことは分かるようになってきましたが、
仏様のことはまだまだ馴染みがありません。
仏様の声の方が、聞き取りづらいのです。
でもここで静かに仏様に向き合えたおかげで、
初めて仏様のことが何となくわかった気がしました。
手を合わせて聖徳太子像にじっと見つめていたら
仏様の声なのか、何かが聞こえてきました。
仏様は人を守るのではなく、
人を見守っている。
過去生から今も、そして来世まで、
その先もずっと。
仏様は人の人生にずっと寄り添っている。
だから仏様について占うと、
ソードの6が良く出るのか。
うまく言葉で説明できないけれど、
自分の感覚で腑に落ちたような気がします。
おみくじが良いメッセージでした。
物事は自分の受け止め方次第だと本当に思うし、
それがその人の人生を作っている。
自分が自分をどう思っているかで、
人生は大きく変わります。
だから素直に物事を受け止められるよう、
心を磨いて曇らせないようにしたいです。
橘寺から歩いていける距離に、
日本最後の大仏と言われる飛鳥大仏がある
飛鳥寺があります。
596年に建てられたのですが鎌倉時代に焼けてしまい、
今ある建物は江戸時代に建てられたそうです。
以前はもっともっと広いお寺だったそうですが、
今は小さなお寺で田んぼに囲まれて、とてものどかな雰囲気です。
ここの鐘は鳴らせます。
いい音で響き渡ります。
夏に行ったときに撮った写真↓
遠慮せずにつかせてもらいました。
ほんと、下は奈落の底まで響く音です。
悪いものが落ちてくれそう。。。
本堂に入るといきなり3メートルの高さの
飛鳥大仏さんが座っています。
囲いもなく、距離がとっても近いです。
※こちらは写真撮影OKです
前にも参拝に来たのですが
この時は本堂には入りませんでした。
そのためこの初詣が飛鳥大仏さんとの
初対面となりました。
いつもは人が結構頻繁に出入りしてるので
なかなか一人でゆっくり見ることはできません。
だけどこの時は何ともラッキーなことに
他に誰も居ませんでした。
参拝してじっくり大仏さんの顔を眺めていたら、
「よう来たな、もっと近くに来なさい」と
言われた気がしました。
お顔を見ているとちょっとロボットみたいなのに、
優しくて穏やかな感じがしました。
近寄ってみると、その大きな手で
頭を撫でられているような感じがするのです。
後でタロットに聞いたら、
これは悪いものや不安をとってくれたみたいでした。
大仏さんのすぐ横にいる阿弥陀如来さん。
これは藤原時代、900年ぐらいに創られたものです。
木彫りなのですが本当に美しい。
これが50センチぐらいの至近距離でじっくり見られます。
とっても気になった大黒様。
なんとも言えない雰囲気。
今にも動き出しそうです。
私のすぐ後に家族連れが入って来たので、
なんとも良いタイミングで見れたんだなぁ、と思いました。
大仏様、ゆっくり観させてくださって、
ありがとうございました。
その他にも色んな展示物があって
狭いながらもたくさんの貴重なものを間近で見られます。
東京だったらこんな距離でこんなゆったり
見られないので贅沢な環境です。
おみくじは大吉✨
描かれている絵は
参拝に一人でふらっと来た私かな?
慌てず楽しみながらのんびり行け、
と言われてますね。
はい、そうします✨
飛鳥大仏さんからの私の印象を
タロットで占ったところ、
ペンタクルの10でした。
豊かさがあるけど気づいてない、
と言われてしまった。
こんな自分の好きなタイミングで
自由に参拝に来られるなんて
豊かな生活ですよね。
大仏さんに言われてそう思いました。
今ある豊かさに感謝です。
▼参考
飛鳥寺|奈良しあわせ散歩〜パワースポット&カフェ&雑貨 | 近畿日本鉄道
聖徳太子の生誕地に建つ縁のお寺『橘寺』@明日香村 (by 奈良に住んでみました)